あなたの家では、衣類の収納をどのようにしていますか?
家族の衣類をまとめて収納する
「ファミリークローゼット」は、
忙しいママにとって、
毎日の洗濯をラクにしてくれる救世主かもしれません。
設置前に知りたいファミリークローゼットの
メリット・デメリットと、
どんな家庭に向いているのかをご紹介します。
……とお悩みのあなたに、
クローゼットが狭い賃貸でも、築古住宅でもできる、
ファミリークローゼットの設置方法を
トノエル家の実例でご紹介します。
「ファミリークローゼット」とは
最近、ときどき耳にするようになりましたよね。
ファミリークローゼットとは、
「家族の衣類をまとめて収納するスペース」のこと。
最新住宅の「ウォークインクローゼット」や
「ウォークスルークローゼット」を
イメージされる方も多いかもしれませんね。
もともと大容量のクローゼットがない賃貸や築古住宅でも、
ファミリークローゼットを設置することは可能です。
まずは、ファミリークローゼットの
メリットとデメリットを確認して、
あなたの家族にとってファミリークローゼットの設置が、
暮らしやすさにつながるかどうか考えてみましょう。
時短家事で、子育てしやすい? メリット3つ
まずは、ファミリークローゼットを設置する場合の
メリットを確認していきましょう。
メリット1 家事の時短になる
- 洗濯機を回す
- 干す
- 取り込む
- 畳む
- 収納する
……と工程も多く、大変ですよね。
衣類を収納する場所が一カ所にまとまれば、
取り込んだ後の洗濯物を、
「人ごとに分けて各居室に運んで収納する」という
手間や時間を短縮することができます。
……という方は、
洗濯の家事動線を意識した場所に
ファミリークローゼットを設置すれば、
ぐんとラクになるかもしれません。
メリット2 着替えのたびに各居室に行かなくて済む
朝の身支度や、帰宅後の着替えは、
サッと行いたいですよね。
着替えのたびに階段を上り下りして
自室に向かわないといけなかったりすると、
面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。
家族の寝ている寝室に収納していたりすると、
音を立てないようにそっと着替えるのが面倒で、
……ということにもなりかねません。
洗面所やリビングの近くにファミリークローゼットを設置すれば、
家族みんなが着替えをスムーズにできるかもしれませんね。
メリット3 子どもの着替えをサポートしやすい
着脱したりするのが難しい年齢の子どもにとって、
実際に手を出して着替えを手伝うだけではなく、
親が着替える姿を見せたり、
そばで見守って応援したりするのも大切ですよね。
家族みんなが一緒に着替えをするスペースが確保されたファミリークローゼットなら、
季節やTPOに合わせた洋服選びや着替えの方法を、
一緒に考えながら教育する場所にもなるかもしれません。
設置して後悔することはない? デメリット3つ
つぎに、ファミリークローゼットを設置する場合の
デメリットを確認していきましょう。
デメリット1 プライバシーが守れない
家族と同じスペースに衣類を収納したり、
同じスペースで着替えたりするのに抵抗があることのほうが多いですよね。
子どもが成長する過程で、
自分の衣類の管理を自分で行えるようになったら、
それぞれの自室に衣類を収納するスペースを作る必要があるかもしれません。
デメリット2 まとまったスペースが必要になる
家族全員の衣類を収納するだけではなく、
人が歩いて入るスペースが必要になります。
また、クローゼットの中で着替えも行う場合には、
着替えるためのスペースも必要になります。
所有している衣類の量や家族構成にもよりますが、
3畳以上ないとうまく活用できないのではないでしょうか。
デメリット3 クローゼットとして作り込むと他の用途に転用しにくい
ショップのディスプレイのように
オシャレなクローゼットになって素敵ですよね。
だからと言って、
部屋自体をファミリークローゼットとして造り込んでしまうと、
子どもの成長や家族構成の変化で、
部屋の用途を変更したくなった時に、
邪魔になることもあるかもしれません。
ファミリークローゼットが向いている家庭
家族が忙しく、家事を分担できなかったりする場合、
主婦が1人で洗濯にまつわる家事を行っていることが多いのではないでしょうか。
そのような家庭の場合、
子どもが成長して自分で洋服の管理ができるようになるまで、
ファミリークローゼットで家族全員の洋服をまとめて収納すると、
暮らしやすさにつながるかもしれません。
簡単設置!ファミリークローゼットの設置方法
最新のウォークインクローゼットや
ウォークスルークローゼットが無くても大丈夫。
クローゼットが狭い賃貸でも、築古住宅でもできる、
ファミリークローゼットの設置方法を
トノエル家の実例でご紹介します。
どの部屋が最適? 居室をファミリークローゼットに
- 将来の子供部屋
- 荷物部屋
- ほとんど使用していない書斎
……など、
そういった居室を、
ファミリークローゼットとして活用するのはいかがでしょうか。
その部屋が、ベランダに面していたり、
洗濯機からの動線良かったりすると、より最適です。
洗濯物を干し、取り込んで収納するという
家事動線かよくなり、
家事の時短に直結します。
思春期を見越して、使いまわせる収納家具で設置
思春期を迎えるころには、家族と同じスペースに衣類を収納したり、
同じスペースで着替えたりするのに抵抗が出てくるのが当然ですよね。
そうなったときに、家族の衣類を各居室に振り分けて収納するためにも、
部屋自体をファミリークローゼットとして造り込まないほうがオススメです。
背の低いプラスチック製の引出しを並べたりして、
子どもが自分で手に取れるように衣類を収納しています。
壁に直接フックを付けて収納するのもいいかもしれません。
シーズンオフの衣類も同じ部屋に収納しておけば、衣替えも簡単です。
押入れをファミリークローゼットに
……と、嫌われがちな押入れ。
家族の衣類をまとめて収納するファミリークローゼットにするのもいいかもしれません。
そのまま収納できると、ラクですよね。
まとめ
いかがでしたか?
「ファミリークローゼット」は、
子育て中のご家庭には洗濯にまつわる家事が時短になりますが、
まとまったスペースも必要で、
思春期以降の子どもには向いていないかもしれないということをご紹介しました。
また、リノベーションなどせずに設置する方法として、
居室や押入れをファミリークローゼットにした
トノエル家の実例をご紹介しました。
毎日、仕事に家事に子育てに……と、
忙しいあなたに、参考にしていただけるとうれしいです。
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