片付け・収納

実践3ステップ! 子どもの自立を促す「おもちゃ収納大作戦」幼児編

子どもが思い切り遊べて、

自分で片付けしやすい収納方法を見つけるのって、

難しいことですよね。

 

ガラクタにしか見えないもので、あふれている
ぜんぜん捨てさせてくれない~

……なんてお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

トノエルも、工作が大好きで物欲高めな長女とともに、

数々の失敗を繰り返してまいりました。

トノエル
トノエル
けんか腰になってしまったことも…反省…

 

その中でたどり着いた、

子どもが「じぶんできめる」

『おもちゃ収納大作戦」

様子をご紹介します。

 

よかったら、参考にしてみてください。

「整理」「収納」「片付け」「そうじ」の違いを知る

あなたは、「整理」と「収納」と「片付け」と「そうじ」の関係性をご存知でしょうか。

よく、こんな図で表されます。

つまり、

「整理」で使うモノだけにして、

「収納」で取り出しやすく収めておかないと、

モノを使った後に元の場所に戻す「片付け」はできないし、

片付けができていないと、

汚れを取り除く「そうじ」もできませんよ。

……ということです。

 

基本の方法は「考える」→「整理する」→「収納する」

整理収納の方法は、子どもも大人も一緒

この3つのステップで行うのがおすすめです。

  1. 現状を把握してこれからのことを考える
  2. 使うモノだけに整理する
  3. 出し入れしやすく収納する

この手順で「収納場所」をつくっておくと、

日々の片付けがぐんとラクになるはずです。

 

そして、これを子どもにもわかりやすく表現したのがこちら。

  1. これからのことを、かんがえよう!
  2. いるモノを、えらぼう!
  3. つかいやすく、しまおう!

 

では、このステップを実践したトノエル家の記録をご紹介しましょう。

 

衝撃のBefore写真!

たくさんの子どもたちがあそびに来たときに、

家中のおもちゃを総動員して遊びまくったあとの写真です。

 

↓約2時間の『おもちゃ収納大作戦』後↓

 

スッキリとしたおもちゃ収納を実現しました!

 

ステップ1 これからのことを、かんがえよう!

1-1 どんなお部屋にする?

まずは、

  • どこで遊ぶのか?
  • どんなおもちゃを選ぶのか?
  • どう収納するのか?

……を、子どもと一緒に考えていきます。

 

そのために、

トノエル
トノエル
ここは なにを する おへや?
トノエル
トノエル
どうなっていたら うれしい?

……こんな質問をして、

答えを書き出していきました。

 

トノエル家はダイニングの隣の和室を、

リビングとキッズコーナーとして利用しているので、

その部屋について質問しました。

 

トノエル家の場合、

あそぶ部屋ではあるけれど、

くつろぐ部屋でもあるので、

畳の上に何もないスッキリとした部屋

をめざすことにしました。

 

1-2 おもちゃ収納大作戦での、大切なお約束

子どもたちにとって、

おもちゃは「宝物」のようなモノ

 

そのおもちゃを「減らす」というのは、

当然、嫌なことなんですよね。

 

これからしようとしていることに、

わが子たちは警戒心のかたまりのような顔。

 

そこで、このタイミングで2つ、大切な約束をしました。

(約束1)

トノエル
トノエル
おもちゃも えほんも すてないよ!

(約束2)

トノエル
トノエル
ほんとうに あそびたい おもちゃだけ ここの おへやにおくよ!

 

この約束は、わが子たちにとっては、とても効果的で。

 

それまでの浮かない顔が、ぱーーっと晴れて、

のりのりで大作戦にのぞんでくれました。

 

子どもがおもちゃを捨てさせてくれない

……とお困りの方は、

(約束1)の魔法のようなこの言葉、

試してみてくださいね。

 

1-3 どんなおもちゃが、あるのかな?

つぎに家にあるおもちゃを見回し、

こんな質問をしていきます。

トノエル
トノエル
どんな おもちゃが あるかな?

 

子どもが答えたおもちゃを、

ジャンルごとに付箋に書き出して、紙に貼っていきます

普段よく遊んでいるおもちゃはスムーズに答えられるのに、

あまり遊んでいないおもちゃは答えられないこともあるかもしれません。

 

子ども自身も存在を「わすれていた!」

というおもちゃがあることに気付くことでしょう。

 

ステップ2 いるモノを、えらぼう!

2-1 よく使うおもちゃはどれかな?

家にあるおもちゃを付箋に書き出す作業に続けて、

こんな質問をします。

トノエル
トノエル
これからも あそびたいおもちゃは?

 

トノエル家では普段よく遊んでいるおもちゃを、

紙の右側に移動させました。

これで子どもたちも、

おもちゃの使用頻度に優先順位をつけることができました。

 

2-2 どんなふうにおもちゃを選ぶ?

快適に過ごすためには、

「持っているおもちゃを全部置いておけない」

ということに気付いた子どもたち。

 

「これからも あそびたい おもちゃ」に選んだおもちゃから

「おもちゃばこに はいるだけ」キッズコーナーに置くことに決めました。

 

必ずしも、おもちゃを減らさないといけないわけではありません。

 

どんな基準でおもちゃを選ぶかは、

  • 子どもの発達
  • 子どもの性格
  • 収納スペース
  • 生活スタイル

……などに合わせて、

親子でよく話し合って決めてくださいね。

 

2-3 どんなふうに置いておく?

おもちゃ箱の図を描いて、

そのなかにおもちゃの付箋を配置していきます

トノエル
トノエル
どのたかさが とりだしやすいかな?
トノエル
トノエル
いちばん よくあそぶのは なに?

……など、声をかけながら一緒に考えると、

おもちゃの収納プランができあがります。

 

2-4 整理しよう!全部出す→いるおもちゃを選ぶ。

さあいよいよ、おもちゃの仕分けです。

まずは、おもちゃ箱からおもちゃを全部取り出します

 

次に、子どもと一緒に決めた基準で、

おもちゃを選んでいきます。

トノエル家は、

「これからも あそびたい おもちゃ」に選んだおもちゃから、

「おもちゃばこに はいるだけ」選んで、

それぞれの箱やラックに入れていきました。

ここで、選ばなかったおもちゃも絵本も

トノエル
トノエル
すてないよ!

……と約束しているので、

子どもたちは安心して、

本当に遊びたいおもちゃを選ぶことができたようです。

 

ステップ3 つかいやすく、しまおう!

3-1 選んだおもちゃを、収納しよう

ステップ2-2で、

親子で話し合て決めた収納プランのとおりに、

おもちゃ箱におもちゃを収納していきましょう

収納する前に、空っぽになったおもちゃ箱を

キレイに掃除してから収納するとスッキリです。

 

ここで、新しい収納用品を

買い足したくなる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

トノエル
トノエル
そんな気持ちはグッと堪えて~

すでにお持ちの箱などを活用し、

仮置きされることをおすすめします。

 

張り切って新しい収納用品を買ってしまうと、

やっぱり使いにくそう

……と思っても、

せっかく買ったのに

……と無理して使い続けてしまいそうですよね。

 

仮置きしてみて、しばらくたって問題のないことを確認してから、

必要な収納用品を用意されると、無駄な出費や労力を控えることができます。

 

トノエル家も、このタイミングでは、

もともとあったカゴと板を使って入れています。

 

厳選されたおもちゃと絵本だけ、

和室に置くことになりました

 

3-2 子どもにわかりやすいラベルを付ける

モノの置き場所が定まったら、

どこに何を収納しているか、わかりやすく表示しましょう。

 

子どもによって、

  • 文字でわかる子
  • 写真がわかりやすい子
  • イラストがわかりやすい子
  • 数字でイメージできる子

……と、さまざまですよね。

 

ぜひ、あなたの子どもにとってわかりやすいラベルにしてみてください。

 

おもちゃが頻繁に入れ替わる可能性も視野に入れつつ、

用意するのが負担にならない方法だといいですよね。

 

トノエル家は子どもにもわかりやすい、

イラスト付きのラベルにしてみました。

 

以前は写真を撮ってラベルにしていましたが、

わりと頻繁に大切なおもちゃが入れ替わるので、

そのたびに写真を取り直して印刷して……

というのは手間がかるんですよね。

 

さっとイラストを描くほうが

トノエルにとってはラクなので、こんなラベルにしてみました。

色塗りは子どもがしています。

 

ぬりえが大好きなので、

たのしくラベルづくりができました。

自分で作ったから、

トノエル
トノエル
日々の片付けもがんばってほしい!

……という願いもこめています。

これが難しいんだけれども(苦笑)。

 

ちなみに、子どもにジャンル分けをしてもらったら、

こんなことになりました。

「プリパラ」のおもちゃはマイク1つだけ……。

トノエル
トノエル
「プリキュア」と一緒でいいんじゃない?!

……とは思いましたが、

ここは子どもの意見を尊重することに。

 

結局、しばらくたってから、

「この2つは一緒にして、あまったおもちゃ箱に他のモノを入れる」

……と、子ども自身が決めました

 

3-3 捨てないおもちゃを収納する

このおもちゃ収納大作戦を始めるときに

子どもと約束したこと。

トノエル
トノエル
おもちゃも えほんも すてないよ!

……この声掛けで、

子どもが安心して、整理の作業に取り組むことができました。

 

当然、この段階では、

残りのおもちゃは捨てていません

 

なるべく省スペースに、種類ごとに分けて、

トノエルにも子どもにもわかりやすく……と考えた結果。

大きめのポリ袋に入れて、

使用頻度の低いモノを収納しているクローゼットに収納しました。

子どもにもわかるように、

取っ手のところにマジックで種類も書きました。

 

「仕舞い込んでいるアレで遊びたい!」と思ったときには、

子ども自身がこのポリ袋を持ってきて、取り出して遊ぶことも。

 

よく引っ張り出してくるおもちゃは

トノエル
トノエル
おもちゃ箱に収納しているモノと入れ替える?

……と提案して、入れ替えるたりもしました。

 

子どもが「じぶんできめる」ので、

大切な物事を選び取る練習にもなるのかもしれません。

 

あれから1年以上……後日談。

今回ご紹介した「おもちゃ収納大作戦」は、

1年以上前の、長女5歳、長男3歳のころのことです。

 

まだまだ日々の片付けには課題の残るわが子たちですが、

おもちゃ箱がぐちゃぐちゃになってしまったときに、

スッキリとした状態をめざして、整理収納する方法は体得した様子。

 

タイミングを見計らって、

トノエル
トノエル
そろそろ整理しようか!

……と声をかけると、

おもちゃ箱をひっくり返して、

いるモノだけを、またおもちゃ箱に戻せるようになりました

 

ときどき、

トノエル
トノエル
最近、遊び方が変わってきたな~

……というタイミングには、

「ステップ1 これからのことを、かんがえよう!」から、

考えて、整理して、収納するようにしています。

 

ちなみに、あのとき、

捨てずにポリ袋に入れて別部屋に収納していたおもちゃは、

長女の小学校入学までの間に、

少しずつ、人に譲ったり、ゴミに出したりすることができました

 

もちろん、「子どもの了承を得たうえで」です。

 

大人でもそうですが、すこし離れて生活してみると、

必要なかった……と気づくことがありますよね。

 

トノエル
トノエル
だからわが家は、転勤は帯同しています!
夫
そ~なの~~~?汗

 

まとめ

いかがでしたか?

 

モノの整理収納を行うとき、

大人も、子どもも

  1. 考える
  2. 整理する
  3. 収納する

という手順は同じです。

 

トノエル家では、おもちゃが増えたり遊び方が変わってきたタイミングで、

この方法で『おもちゃ収納大作戦』を決行しています。

 

そのつど、子どもの選び取るおもちゃや

収納方法が変わっていって、

成長も感じられる良い機会になっています。

 

もちろん、

トノエル
トノエル
この方法が正解!

……というわけではなく、あくまでも一例。

たまたま、トノエル家でうまく運用できている方法というだけのこと。

 

よかったら、参考にしてみてくださいね。

トノエル
トノエル
「整える」ほど丁寧じゃなく「トノエル」くらいがちょうどいい。丁寧っぽい暮らしをめざすトノエルでした!

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