賃貸は「間取り」や「造り付けの収納」が使いづらいと思っても、勝手にリフォームするわけにいかないですよね。
……とお困りのあなた。
不要な扉や襖を取り外すだけなら、お金もかからずに簡単にできますよ。
あなたや家族の「使いやすさ」に合わせて、アレンジしてみるのもいいかもしれません。
賃貸アパートや社宅に8戸、のべ20年ほど借り暮らしをしつつ
オーナーとして8年間賃貸経営をしてきた
整理収納アドバイザーのトノエルが、
使いづらい間取りや棚の活用方法をご紹介します。
※最終更新日 2021.03.02
「和室の襖」を取り外して広いLDKにする
トノエル家のLDKは正方形に近い形状で、そんなに広くありません。
一方で、4LDKの間取りは、幼い子どもと一緒に過ごすには必要以上に「居室」が多くありました。そこで、入居と同時に、LDKと和室の間の襖を取り外し、
和室をリビング兼キッズスペースとして使用してきました。
このように、部屋と部屋を区切る襖が邪魔な場合は、取り外して大きなLDKとして使うのもおすすめです。
リフォームしなくても間取りは自由に使える
間取り図を見ていると「リビング」「ダイニング」「主寝室」「WIC(ウォークインクローゼット)」など、ご丁寧にその部屋の使用方法が書いてある場合がありますよね。
たけど、部屋の使い方は暮らす人にとって使いやすければそれでいいはず。
そもそも、
「リビング」には必ずソファを置かないといけないわけでも、
「ダイニング」にはダイニングテーブルを置かないといけないわけでも、
「主寝室」で寝ないといけないわけでも、
「WIC」に衣類を収納しないといけないわけでもないんです。
つまり、
- 玄関
- お風呂
- キッチン
- トイレ
……などの位置は変えられないけど、
- 寝室
- リビング
- ダイニング
- 子ども部屋
……などの位置は変えられる、ということ。
「どこで何をするのが、自分の家族にとってベストなのか」を
先入観を取っ払って、考えてみることをオススメします。
「靴箱の扉」を外せば靴の出し入れがしやすい
扉が邪魔をして使いづらいようなら、扉を外してオープン棚のように使用するのも一つの方法です。
トノエル家の玄関のたたきはそんなに広くありません。
4人の家族が1人1足靴を出しっぱなしにしただけでも、結構乱雑な感じになります。
そこで、入居と同時に、廊下側の扉だけ1枚取り外しました。
……それでも、使い勝手は格段に向上しています。
実は、以前暮らしていた賃貸マンションでも、靴箱の扉を外して使用していました。
子どもも、赤ちゃんから幼児の時期だったので、見た目より使いやすさ重視で!
最初、靴箱の扉を外そうか迷ったときは、
……と心配していました。
なにせ、靴箱を開けたときに若干臭う感じがしていたから。
だけど、いざ取り外してみたらそんなに気になりませんでした。
むしろ、通気がよくなって靴も臭いにくくなったのかもしれません。
「押入れの襖」や「クローゼットの扉」も外せる
扉を外してオープン棚のように使用するのも一つの方法です。
特に、扉の中に引出しを入れて、使用頻度の高いモノを収納している場合は、
- 扉を開けて
- 引出しを開けて
- 中のモノを取りだす
- 引出しを閉めて
- 扉を閉める
……というアクションを面倒だと感じる方も多いですよね。
これ、モノを取りだすときにはまだ「モノが必要」という「目的意識」があるからいいのですが、片付けるときにはその目的を見失いがちです。
目的意識もないのに、
- 扉を開けて
- 引出しを開けて
- 中にモノを戻して
- 引出しを閉めて
- 扉を閉める
……なんてこと、面倒くさがり屋さんには難しいことです。
そんなときは「扉を外してみる」というのも、面倒くささを減らす1つの方法かもしれませんよ。
押入れの収納を活用するアイデアについてはこちらをご覧ください。
扉や襖を外すときの注意事項
まずは、扉を保管するスペースがあることを確認してから外したいですね。
手前に置いている引出しを出すと、奥にちらっと見えているのが、外した襖や扉です。
一ヶ所にまとめておけば、退去のときに迷わずに確実に復旧作業ができるはず!
賃貸住宅の備品で、不衛生になりやすいモノは「自分専用に交換」するアイデアはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
賃貸の使いづらい間取りや棚の活用方法として
- 「和室の襖」を取り外して広いLDKにする
- リフォームしなくても間取りは自由に使える
- 「靴箱の扉」を外せば靴の出し入れがしやすい
- 「押入れの襖」や「クローゼットの扉」も外せる
- 扉や襖を外すときの注意事項
……をご紹介しました。
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