整理収納アドバイザーのトノエルは、浴室の水垢やヌメリが起こりやすいアイテムを使わないことで、お風呂掃除をラクにしています。
毎日丁寧に掃除しなくても、浴室をある程度キレイな状態を保つための方法や、収納のコツをご紹介します。
水垢・カビが付きやすいグッズは持たない
掃除も収納もしにくい「風呂蓋」は持たない
風呂フタには、
- 巻くタイプ
- 畳むタイプ
- 板状のタイプ
……といろいろな形状があって、防カビ・抗菌・撥水などの処理がされているモノも多いですよね。
だけどやっぱり、湿気の多い浴室ではカビやすいしぬめりやすい。
それに、大きくて掃除もしにくいですよね。
トノエル家の浴槽には、フタがありません。
お風呂には、できるだけ家族で時間をまとめて入るようにしています。
また、夏の間はシャワーだけで済ませる日のほうが多いので、そもそも風呂フタの必要がありません。
冬場は風呂蓋が必要というご家庭でも、
……ということはありませんか?
夏場だけでも、お風呂のフタを浴室ではない場所に保管すれば、掃除の手間が省けるかもしれませんよ。
石鹸カスやぬめりが付く「石けんトレー」は持たない
一般的なソープディッシュは、水が溜まりやすい構造になっているモノも多くて、石鹸カスやぬめりが付きやすいですよね。
トノエルが使っているモノは、DULTON(ダルトン)の「マグネティックソープホルダー」。
ビール瓶のフタのような形状のパーツを石けんに押し込んで取り付ければ、吸盤で壁面に設置したホルダーに磁石でカチッとくっつきます。
ぬめりやすい石けんを空中に浮かせておけるので、毎回乾燥している石けんを使えて気持ちいい。
ドロドロに溶けたりしないので石けんも長持ちします。
ホルダーも単純な造りなので、見た目には年季が入ってきましたが5年ほど使用した現在でも、問題なく使用できています。
お風呂専用の「おもちゃ」は持たない
でも、中に水が入ってカビやすく、管理が大変とお困りではありませんか?
トノエル家ではお風呂専用のおもちゃはありません。
だから、浴室のおもちゃ置き場に悩むこともなければ、つけ置き除菌も必要ありません。
- 洗面器に石けんを泡立てて泡まみれにしたり
- シャンプーした頭で造形を楽しんだり
- 浴槽に波を立てて浮遊したり
……こんな感じでじゅうぶん、お風呂遊びを満喫しているようです。
イヤイヤ期のころは「お風呂いかな~い」とぐずることもありましたが、そんな時は、
……と聞いて、おままごとのコップや鍋を選ばせて、お風呂に対するモチベーションを上げさせていました。
持ち込んだおもちゃは、お風呂を出るときに体と一緒に拭いて乾かす
……というのがトノエル家のルール。
とにかく、お風呂におもちゃを放置しないようにしています。
たまには、水遊び&教材として、モノを持ち込むこともありますが、
……というのを徹底して、おもちゃを浴室に常備しないようにしています。
「洗顔フォーム」「化粧落とし」は持たない
……と覚悟のもとで、告白します。
トノエルは、メイク落としも洗顔フォームも持っていません。
ナチュラルメイクはしていますが、
……ということを基準にメイク用品を選んでいます。
もう7年以上このスタイルです。
メイク落としを使わないのは肌に負担も少ないようで、化粧水や乳液も使っていません。
肌断食を始める前は、洗顔後に浴びるように化粧水を付けていたのに……
ほとんど乾燥もしなくなって、化粧品代も塗る手間ひまもかからなくなって、いいことだらけ。
何より、高級な基礎化粧品やエステなどの情報から自由になれたのが一番。
実は以前は、そこそこ高級な基礎化粧品をライン使いしていたり、数十万円するホームエステの機械を持っていたりしていたほど、美容にもそれなりに気を使っていました。
ちなみに、肌の調子は年相応。
……と思っております。
※個人の感想です。合う、合わないもあるようです。
……けれど、もしも気になる方は、この本をオススメします。
トノエルはこの本を読んで、肌断食を始めました。
「個人別のシャンプー」は持たない
すでにご紹介したとおり、肌には余計なモノを付けたくないと思っているので、シンプルなアミノ酸系のシャンプーを使っています。
身体を洗うのに使う「ボディタオル」は持たない
カビやすい「ボディタオル」も使っていません。
無印良品の「洗顔用泡立てネット(税込120円)」を使って、純石鹸を泡立てて、顔も身体も手で洗っています。
もともと肌があまり強くないのもあって、この方法がちょうどいいのです。
浴室掃除用の「大きいスポンジ」は持たない
お風呂のスポンジと言えば、分厚くて柄がついているモノも多いですよね。
大きくて場所も取るし、分厚いと水切れも悪くてカビやすい。
黒はキッチンに、白は浴用掃除にと決めて使用しています。
薄いので水も切りやすく、ループがついているので吊って収納可。
汚れたら気軽に処分して、新しいモノと交換しています。
洗濯しにくいタオルは持たない
乾燥しにくい「バスタオル」は日常使いしない
約20年前、一人暮らしを始めたときから、同色無地のフェイスタオルで揃えています。
家に遊びにきた友人には、
……って言われたりしましたが、トノエルにはこれがちょうどいい。
- フェイスタオル
- 無地
- 白などの淡い色は×
- 傷んできたら一度に買い替える
- 適正量は20枚
……といったところ。
「フェイスタオル」の理由はすでに述べた通り、洗濯も乾燥も畳むのもラクだから。
「無地」の理由は、柄がないから表裏が気にならないので畳みやすいから。あとは、シンプルな見た目が好みだから。
「白などの淡い色は×」の理由は、使うときに汚れが付くかも……と緊張するから。
「傷んできたら一度に買い替える」のは、買い換えの手間を省くため。使い古したタオルは雨に濡れた自転車を拭いたり、掃除用にしたりと、再利用しています。
「適正量は20枚」の理由は、20枚がちょうど安心できる量だから。
トノエル家で1日に使うタオルは約10枚。
毎日洗濯するので、普段は10枚あれば足りることが多いのですが、旅行前後や引越し前後は洗濯できない日もあるので、予備も含めて20枚と決めています。
現在使用しているのは、タオル直販店ヒオリエの「日本製 ホテルタオル スタンダード フェイスタオル」。
毎日洗いたいから「分厚いバスマット」は持たない
衛生観念は人それぞれ。
トノエルはバスマットも毎日洗いたいので、洗濯しやすくて乾燥しやすいのがいいから「分厚いバスマット」は持っていません。
これが、ちょうどいい分厚さと大きさ。吸水性も◎
デザインも好みなので、何度もリピ買いしています。
お風呂グッズの収納実例
バスチェアは「空中収納」
なるべく床との接地面の少ないモノをと、リッチェルの「バススツール25㎝」を使用しています。
タオルバーに引っ掛けて収納できるので乾燥しやすいし、安定感もあるので使用感も◎
タオルバーがない場合は、浴槽の淵に引っ掛けることもできる形状ですね。
そんなお気に入りのバスチェアですが、なんと販売終了になってしまったよう。
よく似た形だと、 パール金属の「スタイルピュア バススツール」もよさそうですね。
浴室内のグッズは無印良品のフックで「吊り収納」
洗顔ネットは無印良品の「洗顔用泡立てネット」を長年愛用。
洗面器はRETTO(レットー)の「湯手おけA ホワイト」を。
穴が開いているので、吊り収納ができます。
吊っておけば、水が切れるので水垢が溜まりません。
このフックは横にブレにくくてとっても便利。
家のいろんな場所で使用しています。
バスマットも無印で吊る
洗濯が終わったら脱衣所のS字フックに引っ掛けておきます。
使用するときは子どもでもサッと取って広げられるし、使用後は簡単に引っ掛けられます。
浴用フェイスタオルは引出しに
ポイントは子どももサッと取れること。
この高さの引出しなら、子どももラクに手が届くので、自分で取り出せます。
以前の住まいではサッと取れる場所にちょうどいい引出しがなかったので、しまい込まずにそのまま置いていました。
色柄を揃えていると、出しっぱなしでもそんなに気にならないのではないでしょうか。
まぜるな危険の洗剤は子どもの手が届かない場所に
万が一、地震などで上から落ちてきても中身が飛び散らないように、フタはきつく締めています。
時々しか使わないので、多少取り出しにくい位置でも大丈夫です。
毎日?週1? 洗濯・掃除の頻度を決める
浴槽は最後に出る人がお湯を落として掃除する
トノエル家では、
最後にお風呂場から出る人が、浴槽の掃除をする!
……というのがルール。
浴槽のお湯が温かいうちに流してスポンジでこするので、洗剤を使わなくても汚れは落ちます。
5歳の息子もお遊び感覚で上手に掃除してくれます。
8歳の娘は、掃除をしたくないので最後にならないように必死です(笑)
- 洗濯に残り湯を使う
- 災害に備えて残り湯を溜めておく
……こんな事情ですぐに掃除をされない方も多いかと思いますが、トノエルは
- 翌日冷めたお湯を捨てて掃除をするのが大嫌い
- お風呂の残り湯を洗濯に使うのは面倒くさい
- マンション住まいなので、上水道が止まるほどの被害がある地震の際は、下水管の破損がないことが確認できるまで水は流せない可能性が高い
- 台風のときには、事前に未使用の水を浴槽に溜めるようにしている
- 5歳以下の子どもがおぼれる事故の多くは、浴室でおきている(東京消防庁より)
……という理由から、風呂のお湯はすぐに流すようにしています。
床・ドア・天井・排水口は月1程度のスペシャル掃除
浴槽はお湯を溜めるたびに掃除をするけれど、実は床・ドア・天井・排水口は、
……と思ったタイミングで掃除をするだけです。
浴槽以外の部分は、月に1回程度、カビハイターとパイプユニッシュでスペシャルな掃除をしています。
タオル類は1回使ったら洗濯
トノエルはズボラですが、タオルだけは清潔に保ちたいと思っています。
浴用タオルは一度使用したら、洗濯カゴに。
足ふきマットや手拭きタオルは、家族みんなで共有して使用しています。
何が正解というわけじゃなくて、あなたと家族がストレスなく過ごせるというのが大事。
掃除や洗濯の頻度に無理や無駄がないか、家族の誰かが我慢しすぎていないか、確認することも大切だと感じています。
まとめ
お風呂掃除をラクにするためのアイデアや、収納や掃除のコツをご紹介しました。
何度も言いますが、衛生観念は人それぞれ。
あなたがストレスなく過ごせる方法がみつかりますように!
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