キーワード：映像で見せる
今回のキーワードは「映像で見せる」です。
と不安に思っている方、ぜひ聞いてみてください。
２人の自己紹介、どちらが印象に残りますか
突然ですが、今から2人の人の自己紹介を読み上げます。
イメージ的にはカジュアルな場での初対面の挨拶です。
どっちの人が印象に残るか考えながら聞いてみてもらえたらと思います。
まず1人目。
助けたい、幸せに暮らせるママをたくさん増やしたいと思っています。
毎日の暮らしの中で、ほんの小さな喜びを見つけるのが得意です。
仕事はきちっとするタイプなのですが、時々ドジなことをしてしまいます。
仲良くしてください。
続いて2人目の自己紹介を読みます。
米に田んぼでコメダです。
米だけに毎朝炊飯器のご飯が炊ける匂いで起きるのが好きなんですよね。
夜にセットしてから寝るんですが、今朝はめっちゃ焦げ臭い匂いで起きたんです。
水を入れ忘れたんですよね。
うっかりなところもありますが、よろしくお願いします。
さあ、いかがでしたでしょうか。
1人目の人の名前覚えていますか。誰だったでしょう。2人目は誰だったでしょうか。
この2人の自己紹介の違いは「ストーリーになっているか」そして「話している内容が映像や絵で思い浮かべることができるのか」という差があったんですよね。
2人目の人、米田さんの方が印象に残ったと思う人が多いんじゃないかなと思います。
こういう風にストーリーで伝えると印象に残りやすいということがあります。
ちなみに1人目の方の名前は田中さんだったんですけど、田中さんの言っていた「困っている人」とか「助ける」「幸せに暮らすママ」とか「たくさん増やす」「暮らしの中の喜び」「仕事はきちっと」とか「ドジ」とかでは、具体的にイメージしにくいんですよね。
それは、人によって思い浮かべられる絵が違うというか、漠然とした言葉だからなんです。
一方で、米田さんの言っていた「炊飯器から出る湯気の匂いで起きる幸せそうな米田さん」「水を入れ忘れて焦げ臭い匂いで残念そうな米田さん」って思い浮かべやすいですよね。
ストーリーの力は絶大
ストーリーの力って本当に絶大なんです。
浦島太郎の話を知らない人はあんまりいないと思うんですけど、これって子どもの頃に聞いたっきり、私はもう20年ぐらい聞いてなかったはずなのに、浦島太郎の話を子どもにしてあげようかなと思ったら、すらすら話すことができたんですよね。
これってストーリーになっているから、登場人物のことや何が起こったのかっていうのを忘れにくいんです。
あなたがもし「良い自己紹介になっているか」「良いキャッチコピーになっているか」「良い講座のタイトルになっているか」「良いセールスレターか」ということが不安になったら、10人に読ませてみて、10人に聞かせてみて、同じ映像を思い浮かべられるぐらい鮮明になっているか、ちゃんとみんなが同じ映像を思い浮かべてくれるのかということを確認してみましょう。
ストーリーになっていたり、映像で思い浮かべられるようなぐらい具体的な言葉選びができているかということですね。
チャレンジ：映像を思い浮かべてもらえる自己紹介を書いてみよう
今日のチャレンジです。
自己紹介を映像を思い浮かべてもらえるように書いてみましょう。
結構これは難しいとは思います。
でも、人ってね、具体的なものの方が思い浮かべやすいんですよね。
だから、例えば「エピソードを入れ込む」というような工夫をしてみると、より具体的に映像やストーリーで思い浮かべてもらえるような、良い自己紹介になるんじゃないかなと思います。
ぜひ試してみてください。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
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