キーワード:真似ぶ
今回のキーワードは「真似ぶ」です。
っていう魔法を求めている方に、短期間でスキルを習得する方法についてお話をしたいと思います。
リサーチとモデリング
「ビジネスに近道はない」とよく言うんだけど、困った時に使える魔法を1つ授けます。
それは「リサーチとモデリング」です。
日本語で言うと「調べて真似をする」っていうことですね。
アルゴリズム系は、これが鉄板です。
「アルゴリズム系なんだ」と思うかもしれないけど、検索でトップに来るSEOのブログやインスタやYouTubeは全部アルゴリズム系ですね。
その理由ですが、例えばインスタだったらインスタが好ましいと思う投稿が、アルゴリズムという謎の計算式を通って、一番いいものが一番上に来ますね。
これは言ってみたら「世界大会の1位のテストの回答が常に一番上に来る」みたいな感じです。
見えているからカンニングし放題っていうことになりますね。
まるパクリをしても多くの場合は劣化にしかならないのと、著作権の問題があるので、それはやめておいた方がいいんだけど「なぜそれが1位になったのか」を考えてその要素を抜き出してから、自分のストーリーに載せて投稿を作れば、自分が無から何かを作り出すよりも圧倒的に短時間で精度の高いものができます。
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」と一緒って言われています。
学ぼうと思ったら真似するのが一番早いんですよね。
これを知っている人はどんどん真似て、どんどん、どんどん、良いものを出してきます。
だからインスタでは、「指差しリール」が流行ったかと思ったら、今度は語るリールが流行ったりしました。
その時々のトレンドで、「これはすごくいっぱい見る」みたいなものが出てきますね。
あれは、みんなが真似してより良いものにしていっているから、面白いものがどんどんいっぱい出てくるようになるんですよ。
でも、そのうち飽きるんです。
そして、どんどんと良いとされるものが移り変わっていきます。
それから、さらにより良いものに、より良いものにってなっていくから、みんなが上手になってしまって、なかなか下手くそなものでは上位に出ることができなくなってしまうんです。
「個人の力だけでは力及ばず」みたいな形になってきがちですね。
アルゴリズム系のものを使うっていうのはそういうことですね。
時代に合わせてだんだん難しくなってしまうという側面はあります。
サービスについても、自分がやりたいと思ってるものと同じようなことをやっている人のサービスを調べて、なんだったら受講させてもらったりして、要素を真似する。
それが近道です。
だだ、それが倫理的にどうなのかはちょっとまた別の問題ですね。
唯一無二のサービスを受けたい人なんていない
私たちは何かサービスを出すときとかに「人が誰もやっていないエキセントリックなサービスを発明しなければならないの?」と思っちゃう人もたまにいるんだけど、その必要は全然ないんです。
唯一無二のサービスを受けたい人なんて、ほとんど誰もいないので、よく見たことがあるようなサービスでより良いものを出していくという方が人にウケやすいです。
例えばですがトノエルもオンラインで片付けをやっていくという通信講座を作るにあたっては、無から生み出したっていうわけではないです。
「フェリシモ」という会社が冊子ベースの通信講座をやっていたので、それを買って、要素を真似たという側面があります。
それをオンラインでやったっていうのは、ちょっと独自性の部分かもしれないですけど、ちゃんと真似ています。
それから、インスタも長年運用していますが、時代の変化に合わせてその都度、上手な人を真似させてもらっています。
完全に真似してみる
手順としては、真似したいものが見つかったら「まず完全に真似してみる」っていうのが、一番のスキル習得が早い方法とは思います。
例えば、インスタのこの人の画像がいいなと思ったら、スクショして、Canvaなどに貼り付けて、その上からちょっと文字を載せてみる。
そして「このぐらいのサイズの文字を使っているのか」とか「色はこういう風にこの色を使っているのか」といったことを確認する。
それから、なぜここにこの色なのか、なぜここにこの文言なのか、なぜここにこのイラストで、写真の大きさで、文字の大きさなのか、全て真似をすることで要素を理解することができますね。
その後に「自分ならここにこのエピソードを入れるわ」とか「色はこの組み合わせにするわ」というように、自分らしさを入れていく。
そのようにして、オリジナリティーを出していくというのが、一番短時間でスキルが習得できる方法かなと思います。
モデリング先を探す
ここで、インスタのモデリング先を探す場合です。
同業者を見るというのが一番ダイレクトでわかりやすくていいかもしれないけど、お客様の属性が近い分野の投稿を見るのもいいかなと思います。
例えば、40代の主婦という属性だったら「ダイエット」とかですね。
そういう分野も結構近いかなとか思います。
あなたが思う自分の対象者になる人はこういうのも見ていそうだな、というものの真似をしていくというのも一つかなと思います。
それから、インスタの場合は「アカウントパワー」というのも順位付けに影響します。
「アカウントパワー」は、過去の運用実績によって決まってきます。
それは別に視覚化されているものではないのですが、そう言われています。
だから、運用期間が長すぎないアカウントで最近伸びているものを探すっていうのも大事かなと思います。
チャレンジ:真似したいものを見つけてみよう
今日のチャレンジは
あなたが真似したいものを見つけてみてください。
そして、真似したいものが見つかったら、まずは完全に真似をしてみる。
それから、その要素を見つけてみるということをやってみてください。
最後までお聞きくださり、ありがとうございました。