どこかで大きな災害が起こるたび、
……というだけではなく、
……を、具体的に考えて備えることが
大切なのかもしれません。
前回は、非常時の状況を、
緊急性に合わせて3つのケースに分けてご紹介しました。
今回は、「ケース1 超緊急避難」の状況を
さらに詳しく想像していきます。
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緊急性が一番高い場面「超緊急避難」ってどんなとき?
一口に非常時とか、
避難とか言っても、
その状況はケースバイケース。
だからって、
そのケースごとに備えるのはムリがある。
そこで、非常時の状況を、
緊急性に合わせて3つのケースに分けて、
想像してみました。
今回は、その中で一番緊急性が高い場面「超緊急避難」です。
……という状況です。
トノエル家にありえそうな状況としては、
- マンション火災
- マンション周辺の大規模火災
- 大きな地震でマンションが傾いた
- 大きな竜巻でマンションが壊れた
- 旅行中で自宅に帰れない状況で災害にあった
- 自治体から警戒レベル5(災害発生情報)が発令され、命を守るために避難が適当だと判断した
……などが想像できます。
そのほか、立地によっては、
- 津波が到達した
- 台風や大雨で洪水や土砂崩になった
- 大規模噴火で噴石、火砕流が到達した
……などの状況も、
「超緊急避難」すべき状況になりますね。
そのとき、どんなふうに逃げる?
このように緊急性がとても高い状況で、
どんなふうに逃げるか、想像してみました。
平日はほぼワンオペで育児している、
トノエル家の場合の「超緊急避難」です。
そのとき、どんなふうに逃げる?
- 子ども2人に靴を履かせ、自分も靴を履いて玄関から出る
- 階段100段弱を駆け下りて、子どもが通う近くの小学校へ
- 特に年中の息子は手を引かないと歩けないかもしれない
- 子どもが学校や幼稚園に行っている場合は、まずは幼稚園に迎えに行く
- そのあと小学校に行く
……という状況が想像できます。
ちなみに、3年前(子どもが年少と1歳だったころ)に考えていた状況はこちらです。
- 息子をエルゴで背負い、娘を歩かせるか抱っこしながら
- 階段100段以上駆け下りて、近くの小学校へ
……その時よりは、
子どもがしっかりしたぶん、
格段に避難はしやすくなっています。
だけど、日中、
学校や幼稚園で離れている時間も増えているので、
子どもを迎えに行く必要も出てきました。
そのとき、何を持って逃げる?
このように緊急性がとても高い状況で、
何を持って逃げるか、
想像してみました。
そのとき、荷物は?
- 持つ余裕があれば持つ
- 絶対にないと困るモノだけ、いつものバッグに入れておく
(子どもの薬、財布、スマホ、ポーチ)
……最優先すべきは命!
取るものも取らず一目散に逃げることを優先します。
ただ、もし余裕があれば、
普段使いのバッグを持ち出すことにします。
いつものバッグに入れておくモノとして、
- 水
- おやつ
- おむつポーチ
……も、想定していました。
おやつは、子どもも聞き分けがよくなってきたので、必須ではなく、
おむつも卒業しているので不要になりました。
水は……あったほうがいいのはわかるのですが、
だからといって毎日、
飲むこともない500ml のペットボトルを持ち運ぶのは、
……というヘタレです。
今、できること!
今できることを考えてみました。
今、できること!
- 普段から、子どもと一緒に階段を使って昇降する(筋力アップ!)
- 登校・登園日に、トノエルが出掛けるときは、家族に行先を伝える
- 子どもに、すぐに迎えに行けないこともあることを説明する
- ハザードマップで近所を再確認する
- 家~幼稚園、家~小学校、家~習い事、家~駅などの経路に危ない箇所はないか、子どもと一緒に歩きながら確認する
……など、あらためて
- 子どもと一緒に
- 怖がらせないように
- でも具体的に
確認していくことにしました。
あなたも、書き出してみませんか?
だけど、何も考えずに漠然とした不安を抱えたままなのも辛いものです。
まずは、いろいろな状況を想像してみるってことが、大切だと気付きました。
漠然とした不安も、見える化することで、
具体的な対策を講じることができるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ケース1 超緊急避難」の状況を
さらに詳しく想像していきました。
丁寧な暮らしに憧れがあっても。
まず大切なのは、家族と自分の命。
日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、
ほどよいバランスを見つけていきたいですね。
このシリーズを、
あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、
ヒントにしてもらえるとうれしいです。
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